EOS KISSやミラーレス一眼レフなどは、私の認識では入門機です。
それを選ぶ理由は、「初期段階の練習に必要な機能」が全部揃っているからです。
観光写真やスナップショットなら、コンデジのほうが便利で簡単です。
あえて、デジタル一眼レフの入門機にステップアップするということは、それでしか撮れない写真を撮りたいということが根底にあるはず。
※ここがブレると、入門機の役割を過大解釈してしまいます。
こういう目的があるなら、入門機は早めに卒業した方がいいと思います。
(入門機で、とにかく1年間で10万枚以上撮影したら、卒業できます)
「フルサイズセンサー」の一眼レフで「明るいレンズ」で背景をぼかして描く必要性を感じない場合は、これでよいと思います。
私の場合は、高級コンデジから7Dに買い替えたのですが、7Dは3年間で25万枚撮影して、結局、上記の入門機でも出来るような写真しか撮れてなかったと思います。
ですので、安くて高性能な入門機、60Dとかも含めて、は写真道の最初の3年間にはぴったりかもしれません。
(ただし、この期間に「一生に一度の決定的な瞬間」を逃してしまうというリスクはあります。また、いい写真が撮れなくて、つまらなくなって写真をやめるというリスクもあるでしょう)
私はできれば、最初から6Dなどのフルサイズ一眼レフ(安くなった)と明るい描写の良いレンズを買うほうがいいと思っています。
最初は無理をしても、3年後には得をしていることに気がつくはずです。
コンデジやミラーレスがどうして、問題あるか。
「でも、ミラーレスも高性能になってるよ」
とおもう人は、自分が「いい絵作り」をすることよりも、「利便性」を撮っていることには気がついていない。実際に、使ってみるとわかると思います。
「手軽に使える」「軽い」「コンパクト」というのは、「絵作り」に対する妥協をしない状態で意味を持つと思います。
まず最初に、機種別の利用方法について書きます。
コンパクトデジカメ
つぎに、高級コンパクトデジカメ
私は、LUMIXのライカにもOEMされていた高級コンデジを「一生もの」だと思って書い3年ほど使いました。
入門機の最後は、EOS KISSレベルのデジタル一眼レフです。
カメラボディだけで30万円以上していた中級機種が今は、15万円クラスまで下がりました。レンズは1本8万円クラスのものを3本は必要です。
そんな投資に納得できるまでは、入門機で良いと思います。
(ただし、同じ絵は絶対に撮れませんので)
これから写真をはじめようという人の参考に書いてみます。
私は、2005年頃からデジタルカメラでの写真撮影に興味を持ちまし
最初はコンパクトデジカメ、高級コンデジ、そして一眼レフAPS-C、フルサイズ一眼レフへと、ステップアップしました。
最初はとにかく、写せるだけで良かった。撮り方を勉強し始めると、いい写真を撮れる技術と機材の関係がわかってきました。ある程度、撮影技術がないと利用価値がありません。また、撮影する対象によって、7Dと5Dは作られているので、5DでF1を撮ることはできません。一方、7Dでは朝の日の出の空は撮れません。いずれも、「いい絵作り」のレベルでの話です。
一眼レフカメラは、撮り方がわかっていなければ、うまく絵作りができません。むしろ、コンパクトデジカメのほうが良い写真が撮れます。
私が、最初EOS7Dを買った時にそうでした。
コンデジのPモードのJPEG出しの方が、明らかに7DのJPEGよりもいい写真になっていました。
当時は理由がわからず、せっかく高い一眼レフでも、意味ないとおもってがっかりしたものです。
その原因はたくさんあります。
私の場合は、一眼レフを始めて2年間ぐらいは暗中模索。3年目にやっと、機能や撮り方の本当の意味が理解でき、4年目にやっと「どういう写真がいいのか」というイメージが湧き始めてくる状態でした。
3年ぐらいして、レンズはコレで、こういう被写体をこう撮れば、こんな絵になる。ということが理解出来るようにになりました。
写真を撮るということを、理解するにはとても努力と時間を要するものだと思います。という今でも、基本的なことからいくらでも学ぶべきことを発見しています。