アート紙 ハネミューレ体験記

ハネミューレのアート紙を使った体験メモです。随時更新。

ハーネミューレの概要

 マットファインアート シリーズには、コットン100%やアルファセルローズの素材でつくられたアートペーパーというものがあります。写真作品を制作するためのアート紙を使いこなすには、どれだけの時間がかかるかわかりませんが、記録としてシェアするために残しておきます。

 

 

2015.12.15 hahnemuhleのウイリアム・ターナーというアート紙を購入。

 

  • ヨドバシ・ドット・コムで、大幅割引している。A3のび、25枚で7000円ぐらい。
  • 水彩画用の紙のようなテキスチャー(質感)。紙ではなく、コットン素材のもの。
  • 印刷はマット調と同じ。マット紙は染料系プリンタには向かないので、顔料系PX-5Vにピッタリ。
  • 重さは、190G。310Gもあるが高い。

  • いろいろネットで調べて、プロファイルをダウンロード。プリンタプロファイルを、ハネミューレのサポートページからダウンロード。紙の種類ごとに、プロファイルは異なる。当然。
  • ドイツが本社なので、日本のウェブから、ドイツに飛びます。

  • どうやって、PCにインストールするのか、試行錯誤。ライトルームにも設定するのも、試行錯誤。
  • プリントの設定を作って、A3のびを4枚に切って写真作品を印刷してみた。微妙に、色はあってない。なぜ?
  • プリンタのキャリブレーション用のColor Munkiで自作プロファイルを作成。USBでPCに繋いで、ソフトを立ち上げてテスト色パターンを印刷。これは、紙ごとに行うもの。
  • 10分乾かして、スキャナーで読み込み、補正値を生成。2枚目の色パターンを印刷して、同様に読み込んで、プロファイルは作成完了。PCのどこかに保存される。

 

 


  • ライトルームのプリントモードで、プロファイルを選択する。※「その他」で、チェックを入れると表示される。
  • ライトルームのプリントモードは、紙サイズをいれて、印刷面のサイズを入れると余白が自動計算される。プリント設定は、紙、プリンタ名と用途を記した名前をつけて保存。2回め以降はこれを選ぶだけ。
  • 印刷データを選んで、プレビューを表示。色補正はプロファイルに基づいて行われるので、プレビューの画面の花の色は、「結構ひどい色に」みえる。これは、紙に忠実に印刷するため、インク量をこのように「補正」しているということ。例えば、インクを吸う紙なら、より濃くインクを出すということ。
  • 紙を、プリンタに入れる。EPSONは印刷面が上向き。でも、どっちが紙の表なのか、不明。見た目、おなじに見える。ネットで調べてみると、手で撫でると、くっつくほうが表とのこと。コーティングがある方が、粘りつく。(これ、知らないと、裏に印刷してしまうだろう)

 

 

左が補正された画像のプレビュー、右が仕上げた画像データ
左が補正された画像のプレビュー、右が仕上げた画像データ

2016年の個展のために、アート紙を比較検討してみた。

 

ハーネミューレのマット紙に2015年の作品を印刷した内容はこちら。

→ 「アート紙 ハーネミューレ評価 」

 

  • マット紙のには、マットプラックというインクに切り替える必要があります。
  • プリンタドライバの設定を、マット用のドライバに切り替え、さらにマット毎に作成したプロファイルを選んで、印刷します。ライトルームに一度、A4マット用の印刷設定を作成すれば、紙が変わる毎にカラープロファイルを切り替えるだけで、モニタ色に忠実な色に印刷されます。
  • ただし、プリンタインクの色空間とモニタの色空間はまったく異なるため、同じ発色階調にはなりません。プリント解像度、色空間の変換などノウハウは膨大になります。

 

 

 

 

 

 

PX-5V 顔料系プリンタ A3のび対応
PX-5V 顔料系プリンタ A3のび対応