RAWで撮る


 「デジタル現像」技術は、あまり解説されていませんが、デジタルカメラの写真づくりは、撮影が50%、現像が50%だと言われます。

 

 デジタル現像の技術を身につけると、JPGだけで撮るよりも、はるかに良い作品に仕上げることが可能です。

 ゆえに、デジタルでは、絶対にRAWデータで撮影するべきです。

 (私自身はこのデジタル現像の意味を理解するのに2年ほどかかりました。その間データはハードディスクに保存していました。)

 

RAWデータって、一体何?

 

 RAWカメラで撮影した画像データには、画像センサーのすべて情報が入っています。

 

 


 

カメラの設定について。

 

 デジタルカメラを始めたばかりだと、わからないことだらけですが、設定は必ず「RAW」または「RAW+JPG」にします。

 

 一般的にはJPGだけで撮影をすることがはじめますが、これではデジタル写真の本当の可能性には出会えません。

 JPG設定だと、カメラ内で全自動でJPGに変換するので、カメラまかせになります。

 

 必ず、RAW画像データで保存しておきましょう。デジタル現像をの意味が理解できるまでデータを保管しておきます。

 


 

デジタル現像とは、

 

 アメリカの写真家、アンセル・アダムスは「撮影したネガは楽譜、プリントは演奏」とピアノ演奏に例えました。

 

 デジタル写真では、RAW画像データはフィルムのネガにあたります。昔の暗室での白黒フィルムの現像・焼付けとおなじように、オリジナルのネガの焼付け品質コントロールします。

 この作業も、作家の重要な作業でしたが、デジタル写真ではパソコンで行うことができます。

 

 そのためにLightroomというソフトウエアを使います。

 

 理想の色・明るさ・ノイズ削減処理など、現像ソフトをつかって行います。

 

(昔からよくPhotoshopで行うレタッチと同じではありません。Photoshopは画像自体の加工を目的としています。)

 


つづく