定番Lightroomを使う 保存・現像・プリントまで

 

 

 パソコンソフトはとても面倒くさい、難しい。できれば、一番いいものを一つだけマスターしたほうがいいと思います。

 

 フォトショップは画像加工のソフトで写真家というよりもグラフィック・デザイナー向けです。なので、無理に使う必要はありません。

 

 カメラに付属しているキャノンのDPP(デジタルフォトプロセッサ)デジタル現像(RAW現像)ができる必要最小限の機能を備えています。

 しかし、基本的な機能や操作メニューの構造が「旧い」。写真家が必要としている画像選別、現像、プリントなどの機能は限定的で便利にはできていません。

 

 例えば、一日で撮影した1000枚の写真から30枚を選んで現像するという一連の作業などをすればわかります。毎週1回として年間54回、54000枚の写真を選別して300枚を現像して仕上げる作業は難しいと思います。

 

 この作業は「デジタル現像仕上げ」と読んでいます。英語ではポストプロセスといいます。

 

 

 

 昔、写真家はモノクロ写真暗室で現像してプリントしていました。その次代が、今は明るいパソコンモニタ上でやる時代になったのです。

 

 Lightroom5は、画像技術ソフトウエアでは世界一のAdobe社の最新の製品で内容も使いやすさも申し分ありません。世界の写真家のスタンダードです。(2008年頃から)

 

 パソコンが得意ではないひとは、最初は戸惑うかもしれません。

しかし、慣れればとてもシンプルで簡単なソフトに仕上がっていることがわかります。

 

※2014.6.23

 

 

写真家のためのソフトはこれ


 デジタルカメラを初めて、そろそろRAW現像を勉強しようとお考えのあなたにオススメします。

 

 2008年頃からデジタル写真のパソコン術は大きな変化がありました。

2000年までは、フォトショップというソフトはもともと写真家のためではなく、出版編者のデザイナーのためものでした。

 

 2004年ごろからデジタル一眼が普及し始めました。写真家が利用するようになりました。フォトショップ・エレメンツというソフトも有りますが、デザイナー向けのソフトを一般人向けにアレンジ使用としたのですが使いやすいものではありません。

 

 そして、フォトショップは、ライトルームという写真家のためのソフトウエアに進化して枝分かれしました。実際に実用になってきたのは2008年頃でした。CaptureNX、その他の現像ソフトは存在しますが、2013年時点ではそれぞれの競争状況は終わりつつあります。アップルのApertureは開発終了。結果として、アドビ社のライトルームがデファクトスタンダード(事実上の標準)になりました。

 

 2014年現在、写真家はライトルームだけあればパソコン周りの作業は出来るようになりました。