モニタのカラーマネジメントは、きちんとした設定値に調整することです。
その際に、知っておくべきことをまとめていきます。
調整の方法などは、モニタとキャリブレーション機器の説明書をみてください。
執筆途上...
EIZOの写真専用モニタには、色調整をする機能があります。
しかし、設定は4種類の用途別に3つの基準があります。
特に、大前提となるのが、「白色点」の数値です。
単位のKはケルビンといい、カメラのホワイトバランスの設定の単位と同じです。
調整するソフトの手順で以下の3つの設定値を選びます。
私は、ずっとモニタメーカーの指示通りに「写真用」に合わせていました。
写真用 = 5500K
これはフィルム時代のデイライト用の白色点の基準だそうです。
2004年頃までは、デジタル写真とはポジフィルムをスキャンしてデジタル化した写真のことを指していました。現在のように、デジタルカメラで撮ったデジタル写真ではなかった時代があったのです。日本の常識は当時に引きづられているそうです。
しかし、国際的には「ウェブ用」に調整するのが、今のスタンダードだそうです。
よく考えれば、今写真が利用されるシーンのほとんどはパソコンモニタ上ですから当然なのでしょう。
ウェブ用 = 6500K
早速、モニタ設定を変更してみます。
つづく
輝度 100cd モニタでみる設定
EIZOの標準設定では
写真用(印刷用)では100cdとなっている。
ウェブ用は80cdとなっているが、これは少し暗い。おそらく、昔のモニタは暗かったので、ノートPCなどの限界を考えてのことかと思います。
2.2
設定値
説明 これが私の標準設定です。
現在の写真用途はウェブがメインであり、ウェブ用に現像する。
これは世界的に有名な写真家Kent Shiraishi氏のレチナフォトから学んだ結果たどり着いたものです。
EIZOの標準の設定(ウェブ、写真、印刷)にはこの設定はありません。
それぞれの用途で白色点が異なります。当然、色も明るさも異なります。