Lightroom作業例の解説

《ライトルーム 実際の撮影後の作業説明》
2014.5.2

実際にやってみせました。
 
まずは基本作業の全体3ステップ
  1. カメラから画像の保存
  2. RAWデータ(画像の元データ)の現像調整
  3. JPEG画像に「書き出し」保存
 
この3つの作業を解説します。
上のスライドショーをみて、画面写真と付きあわせてご覧ください。
 
  1. 万博記念公園で撮影した写真のRAWデータをPCに保存する(読むこむ コピー)。1900枚!
  2. 「ライブラリ」のモードで、明るさなどを連写のブラケット撮影したものだけを比較して見る
    (5段階露出しています)
    (★レーティングを使って残すものは★★★)
  3. 5枚のカットの良いものを残し不要なファイルを削除する
    (★レーティングを使って選別作業)
  4. 2枚での比較などで比べます。
    (右のボタン「← →」で露光量・明瞭度・自然な彩度の3つだけの簡単な調整もできます。)
  5. 「現像モード」の基本項目のメニューで、ホワイトバランス・露出などを調整する。
  6. 基本的な現像の調整がおわったら、最後に「ノイズ削減」と「シャープネス」でくっきり度を調整します。※通常あまり使いません
  7. RAW現像の調整ができたら、JPEGに「書き出し(保存)」します。ホームページに載せたり、ipadで写真を見たり。(サイズ、解像度など設定ができます)
  8. GPS地図情報が記録されるEOS6Dだと、地図に撮影した写真が表示できます。

 

後は、プリント作業の機能があります。いずれ、ご紹介します。

 

通常の写真家はここまで、あとは写真集編集やスライドショー、ウェブにアップロードなどの機能もあります。

 

大事なポイント

 

 初心者・入門者は1,2,3までの作業だけをきっちりやっておいて、現像作業は1年ぐらいをかけて勉強しながらやるのが良いと思います。つまり、撮る、保存する、選別する。この3つの作業だけ。

 

 4,5,6,7の作業が「RAW現像」という作業です。

 実はJPEG撮影している人は「全自動」「インスタント」方式で行われています。つまり、「イチかバチかの色合せ」なわけです。

 

 フィルムカメラは撮影が90%、プリントはお店におまかせ10%。

 デジタルカメラは、撮影が50%、現像とプリント作業が50%と言われます。

 

 ライトルームというソフトは、現像で行った調整作業の情報だけを管理しています。元のRAWデータを修正したり、壊したりしません。
 それが、フォトショップ、エレメンツなどのレタッチソフトと根本的に異なる点です。修正したり、劣化させた写真は元には戻りません。

 

あと、RAWデータのバックアップのコピーは絶対必要です。

→ データバックアップの方法

 

ライトルームの作業情報は、「カタログファイル」というもので、常にバックアップはされます。しかし、同一のハードディスクに行われるので、別のディスクにバックアップは撮っておく必要があります。

 

→ パソコンのハードディスクの構成の方法